現在使用している無線LAN親機が
さも無能だと言わんばかりのセールストーク
「お客様のご利用されている無線LAN親機は、市販の物でしょうか?」
「そうですが。」
「それでしたらその機械は電波の強度が弱く、しかも台数に制限がありますよ。」
これは半分は嘘です
電波の強度とは、厳密にいえば電波法で定められている出力と言う意味で、2010年に改正されて10mWから1000mWになっておりますが、カタログに乗せているメーカーはありません。
現在、ほとんどすべての機械は上限すれすれと言われており、市販の機器だから電波が弱いというのは完全に嘘です。
2.4Ghzか5Ghzという話を出してきますが、これもつながりやすさと言う意味で最近の機器ではほぼ変わりはありません。
一方、台数制限と言う意味では、確かに売り込もうとしている機器はより多くの台数がつながるはずで、企業向けに多くの台数がつながる仕様になっています。
ですが、その裏には本当の目的があります。
参考まで、一般家庭の無線ルータはせいぜい5~10台。電話セールスの機器なら50台。これは本当です。
本当の目的は・・・
「ギガらくWi-Fi」を利用した構内無線LANを構築することなのです。
要するに、ユーザーの契約している光回線を利用(タダのり)して、構内無線LANを構築することで儲けにし、しかもユーザーからは、毎月手数料までもらっちゃおう、というのが本当の目的です。
当然、一本の光回線を50台でアクセスできるようにすれば、それだけつなげている端末あたりの速度は遅くなります。
しかし、その設定を全て最初から彼らがやってしまった無線LAN親機を納品するので、よほど詳しい人でなければそのカラクリが分からないというのが、厄介なのです。
この『ギガらくWi-Fi』にすると、NTTの費用で毎月2,980円かかります。
一年間で、35,760円です。
もしも、ネットワークに異常が発生した場合は、この業者にしか調査、解決はできず、その対価の費用もあとあと発生することになります。
2年、5年などの契約をした場合、もし、新しい有益なサービスが出来て乗り換えようとしても、解約違約金を取られることになりかねません。
違約金って、いくらくらいだと思われますか?
- 2年契約の場合、68,000円~
- 5年契約の場合、108,000円~
しかも、一括で支払わなければなりません。
もしも、本当につながりやすくて50台の端末につなげたい要件であれば、私はこちらをおススメします。
バッファロー wapm1166d 多分直販価格で4万円弱
これなら、一度購入すれば、その後のランニングコストはかかりません。
但し、上記の内容を踏まえて、
- 自分では無線LAN親機の設定が分からないし、それよりもトラブルに対応してもらいたい。
- 毎月2,980円のコストなら、他人が光回線に相乗りして自分の回線速度が多少遅くなったとしても支払っても良い。
こういう方は、ご契約もよろしいかもしれません。
メリットとデメリットを理解した上でご契約されることは大切です。
道義上、きちんとデメリットを言わない営業が多いのも現状です。
最近、立て続けに『ギガらくWi-Fi』のご相談がありましたので、注意喚起のため記載いたしました。
ご相談など、ご遠慮なくご連絡ください。
By Y.Shimooka